倶楽部原っぱ  自由機種 ハンドランチ 記録会

★ハンドランチグライダーとは

グライダーを手で投げ上げることで上昇し、返りをもってその後に滑空するグライダーの総称をハンドランチと
呼びます。ハンドランチのスタイルにはオーバーハンド(野球投げ)と、サル(サイドアームランチ=翼端投げ)
に大別されます。サルにはペグ方式とプラグ方式があり、どちらも紙飛行機の大会で認められた方式です。オー
バーハンド、サル、何れもダイナミックな飛行が楽しめ、その優美さは他では味わえない模型航空機のカテゴリ
ーです。

1:機体規格
 @ ウイングスパンは360mm以下とする。
 A オールペーパーを基本とするが、Bの条件を満たしていれば紙以外の素材使用を認める。
 B 主翼・ 水平尾翼・垂直尾翼は紙製に限るが、胴体にはヒノキ、バルサ、ファルカタ、カーボン、グラス
  ファイバー等、紙以外の素材を使用したコンポジット機を認める 。
 C 上記の条件を満たしていれば キットの使用を認める。(例:White wings 590等)
 D 接着剤、塗料の制限なし。
 E デサーマル( 降下装置)の装備を認める。火縄や線香等の火気使用は厳禁。
 F 自作した機体での参加が大原則であるが、新人やジュニアの裾野を広げるという観点から 、例外的に他の
   人が作った機体での参加を認める。ただし、この例外に甘んじることなく、常に「自作して参加する」と
   いう精神の向上を求めるものとする。 
 G 機首の安全スポンジは幅6mm以上 × 長さ30mm以上×厚み3.5mmとする。
 ※安全スポンジは装着の義務があります。「 二宮杯 全日本選手権大会規定」を参照のこと 。

2:競技方法・計測方法
 @ 手投げの方法で発航させる。
 A 呼び出し方式 。10の10・フルカウント。MAX60秒。
 B 風が強くなる予報の場合は、7の5、5の5等に変更する場合がある。
 C 投げミス、調整ミスによるアテンプトは認めない。(ジュニアはアテンプトを認める)
 D 開催ごとに順位を決定し、1位は11点、2位は10点、3位は9点・・・10位には2点を付与する。
   11位以下は一律1点。※カタパルト競技と同様の配点方法。
 E 1位が重複した場合に限りフライオフ(同時発射・アテンプト無し)を行う。それぞれの競技者に計時
  2名以上を任命し公正を図る。
 ※2位以下の重複順位は 同点ポイントを付与し 、その下位のポイントは繰り下がる。
 ※競技者はストップウォッチを持参し、参加者全員で計時をする。

3:ジュニアの参加
 @ 中学生以下をジュニアと設定し、機体規格は「1」に準ずる。
 A 記録上のハンデは特に設けないが、1発航毎に1回のアテンプト(3秒未満)を認める。その際、ベテ
   ランが調整を加えることを認め、安全な飛行を指導する。
 B 記録用紙の氏名欄に「J(ジュニア)」を記入し、間違いのない記録を提出する。
 ※年間を通して頑張ったジュニアには最終戦の結果により特別賞を設け表彰する。

4:試合開始時間
 @ エントリー受付は 8時15分。(くじ引きにより投げる順番が決定される)
 A 試合開始は8時30分。
 B エントリー費は100円。ジュニアは無料。

5:年間日程
 @ 年間で7戦から10戦を予定。カタパルト競技開催日程に準ずる。
 A 二宮杯決勝戦、木村杯、ジャパンカップなど大会が開催される月は休みとなる場合がある。

6:優勝決定方法
 @ 最終戦終了時に全てのポイントを合計し優勝を決定する。
 A 1位に同点ポイントが発生した場合に限りフライオフ(同時発射・アテンプト無し)をを行う。
   それぞれの競技者に計時2名以上を任命し公正を図る。

7:雨・雪・強風による大会中止の判断方法
  遠方より参加の競技者に負担が掛からぬよう以下の方法で大会の中止を決定する。
  天気を予報するサイト「tenki.Jp:都立武蔵野中央公園の1時間天気」を基準に、大会前日の22時
  に表示されている大会当日の予報を以て決定する。上記以外のサイトでの判断は無効。
 @ 雨・雪による中止
  大会当日の7時から9時の範囲で、どれか1時間でも雨(降水量1ミリ以上)または雪と予報された場合は、
  その時点で競技の開催を中止とする。
 A 強風による中止
  大会当日の7時から9時の範囲で、どれか1時間でも、風速4m以上と予報された場合はその時点で競技の
  開催を中止とする。

8:これから始める新人やジュニアの育成
  競技者は、新人やジュニアの育成に努力する。
  作り方、調整方法のアドバイスを惜しまない。
  安全面での指導を充分に行う。
●競技への参加は、上記の全てを熟読したと判断します。週末の土日や祝日は家族連れ、子供の集まり、近隣
 学校のクラブ活動等がありますので、競技中は周囲に気を配り、安全対策を常に怠らないようにしてくだ
 さい。

                                         文作成:横関  恒